歯科治療
貴方が歯科医院を検索するとき、どんな基準で選びますか?
お口の症状や、治療経験を通して貴方の求める歯医者さんのポイントをアドバイスしています。
今回は、治療の状況から
例15. むし歯の治療をしたあと、歯が滲みて痛く感じるが大丈夫なのか。
回答・・・今回は、歯が滲みる症状についてお答えします。
銀歯を詰めたあと、歯が冷たい水などに強く滲みたりした経験がありませんか。
これは金属が温度を伝えやすいのと虫歯を削る刺激も加わるためで、通常は1,2週間程度で徐々に落ち着いてくる事が多いようです。
銀歯を入れた後の歯の滲みは神経が正常に生きている証(あかし)です。
強い痛みでなければ出来るだけ神経を残した治療を行うべきです。
日常、冷たい飲み物、氷などで歯が一時的に滲みる事をすべて異常な悪い症状と考えないでください。
しみる原因は、表面のひび、歯ぎしり、知覚過敏などもあり一概に金属や虫歯の大きさだけでは診断できない場合もあります。
冷水に滲みるだけでなく熱いものも滲みたり、痛くて噛めない状態が続いている場合は、神経を抜かないといけないかもしれません。
私は、長い診療経験の中から必要な治療の関与を最小限に努める事が、痛くない削らない良質な治療と考えています。
現在、当院は神経の生きている歯に銀歯を詰める治療はできる限り控え、治療予後の非常に優れた接着充填技術をより進化させながら実践しています。
いずれも、症状があったら躊躇せず、早めに歯科医院に受診いただくことをお勧めします。
治療の見識は あくまで経験に基づく私見ですので悪しからず