月別アーカイブ: 2015年10月

できるだけ削らない歯の治療の落とし穴

歯科治療 

貴方が歯科医院を検索するとき、どんな基準で選びますか?

お口の症状や、治療経験を通して貴方の求める歯医者さんのポイントをアドバイスしています。
今回は、治療の状況から

初期むし歯 術前矢印 819-70初期むし歯正体

例16. 最近、「痛くしない。できるだけ削らない。」事を提唱する歯科医院をよく目にします。


回答・・・その患者さんも、あまり削らないというふれ込みの当院のHPを見て来られました。

さっそくお話を伺ってみると以前にお世話になった先生が初期のむし歯はきちんとケアすれば進行しないと云われたので、しばらく経過観察?放置?していたようです。
でも当のご本人はちょっぴり不安げな様子だったのを私は見逃しませんでした。

さっそくお口を拝見してみると、一見むし歯の穴などは見当たらないし、さほど痛みもない。 よくよく精査してみると・・・・・? わずかですが、冷水痛と打診痛が確認されました。
そこでレントゲン撮影してみることにしました。

何とそれは初期のむし歯ではなく、すでに進行したむし歯になり他にも複数がむし歯になっていました。
上の写真が、その時の画像です
その後、目立たないようにむし歯の部分のみ除去し その歯は神経を保存し1回の治療で完了しました。
ほんとうに良かったですね。

前医のおっしゃる通り、「初期のむし歯は、きちんとした予防ケアにより歯の再石灰化を期待できるので安易に削って詰めたりしない。」これは、正しい見解だと思います。 ただし、あくまで初期のむし歯に限ってで進行を始めたむし歯は速やかに治療の必要があります。

初期のむし歯であるのか、治療の必要なむし歯であるのかの境界を判断するのが即座には難しく、初期のむし歯と診断した場合、定期健診を怠らないことが重要なポイントです。

治療の見識は あくまで経験に基づく私見ですので悪しからず

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