貴方が歯科医院を検索するとき、どんな基準で選びますか?
お口の症状や、治療経験を通して貴方の求める歯医者さんのポイントをアドバイスしています。
今回は、
「#必見!詰め物、冠の硬さを天然歯と比較してみた!!」
をテーマにお話しします。
食事中などに突然、詰め物が欠けた?冠が外れた?歯が折れたかも?等で、歯科医院を訪れることがありませんか?
今回は、詰め物の硬度を天然歯(エナメル質)と比較、それぞれの材料がおおよそ何倍硬いか見ていきましょう。
測定は、ビッカース硬度(HV)を基準として、各材料の硬度を比較します。
※ ビッカース硬度(HV)とは、材料の「硬さ」を測るための国際的な基準の一つです。
簡単に言うと、ダイヤモンド製の、先の尖ったピラミッドのような形をした「圧子(あっし)」という道具を、測りたい材料の表面にぎゅっと押し付けます。
すると、材料の表面に小さな「くぼみ(圧痕)」ができます。
このくぼみの「大きさ」を測ることで、材料の硬さを数値化します。
天然歯を基準 ( 1倍 )として、各材料の硬度を比べてみます。
(天然歯(エナメル質)は水晶と同じくらいの硬さで、人体で最も硬い組織です。)
① 天然歯(エナメル質) | 270~400 HV | (1倍 )|・・・主に奥歯を対象
② コンポジットレジン | 20~120 HV | (0.05~0.4倍) |・・・主に小さなむし歯の充填
③ CAD/CAM冠 | 55~75 HV |( 0.14~0.28倍) |・・・インレー(部分修復)・冠 (被せもの)
④ 金パラ合金(保険の銀歯) | 155~245 HV | (0.4~0.9倍) |・・・インレーや冠、ブリッジ
⑤ セラミック | 400~580 HV |( 1~2倍) |・・・インレーや冠
⑥ ジルコニア | 1200~1300 HV | (3~5倍) |・・・白い冠、ブリッジ
注意点
* ビッカース硬度は材料の「硬さ」を示す指標ですが、歯科材料の選択においては、硬さだけでなく、靭性(粘り強さ)、曲げ強度、耐摩耗性、生体親和性、審美性なども重要な要素となります。
まとめ
詰め物、被せものの硬さを比較して、わかりやすくしてみました。
数値的にみれば、保険できる詰め物、被せものは、天然歯よりも柔らかい事が見て取れますね。
詰め物が欠けたりする事が多い場合、より硬度のあるセラミック、ジルコニアを材料の選択肢として推奨する意味が理解されたと思います。
ご自身の歯の状態や治療の目的に合わせて、歯科医師とよく相談して材料を選択することが大切です。
※ 見識は 経験に基づく私見ですので悪しからず
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