カテゴリー別アーカイブ: 歯列矯正

知っとくと役立つ~ 歯医者さんをどう選ぶ?

歯科治療

貴方が歯科医院を検索するとき、どんな基準で選びますか?

お口の症状や、治療経験を通して貴方の求める歯医者さんのポイントをアドバイスしています。

現在、標榜できる歯科診療科名は、歯科・矯正歯科・小児歯科・歯科口腔外科 です。
この表示だけでは、貴方がお口の症状によって選ぶ基準としては不親切ですよね。
そこで歯科医院のHPでは、インプラント、審美歯科、予防歯科、など専門科目を補足せざるを得ません。

ところが、標榜がたくさんあるから、その医院は何でもできて便利と鵜呑みにしてはいませんか?
以前に同ブログ(歯科医院の選び方2)で公開したように
理由はいくつかありますが、それを含め、こんな角度から探すのは如何でしょうか。

❶ 歯医者は苦手で、しばらく受診していなかったら、まずは予防歯科・一般歯科を標榜の医院で良いと思います。 
このような方は、意外と多いのでは?
( HPで、たくさんの診療科目を標記していない医院がポイントです。口腔外科やインプラント科などの表記のない歯科が第一選択です。
そこで診断を受けてみて、必要な時は、専門医・大学病院を快く紹介してくれる医院ならベストです。)

❷ 転んで歯を1,2本失った。他の歯は、しっかりしている。
こんな場合は、インプラントを表記した歯科をお薦めします。
(失った歯の両横の歯を削らずに済む可能性が高い。歯周病にも罹患してないのであれば。)

❸ 歯周病(歯槽膿漏)がひどく奥歯など何本か歯のない部分が多く食事が満足に摂れない。
口腔外科、インプラントを表記していない一般歯科で かつ義歯(入れ歯)の評価の高い歯科を選ぶと良いと思います。
(進行した歯周病で歯を失った方は、先でまた新たに歯を失う確率が高いので、早いうちに入れ歯に使い慣れておく事が、将来において大変重要です。安心安全で最適な選択です。)

❹ 矯正治療は、矯正歯科のみ標榜の専門医をお勧めします。
(現在、矯正治療は 保険適用外です。さらに長期間の治療になるため、正確な診査診断を受ける事が大切です。予後の想定の他、デメリットについても説明を受けて下さい。充分納得した上で治療を受ける事をお勧めします。抜歯など必要な場合は、信頼できる専門医を紹介してくれると思います。)

❺小児歯科は、評判の良い医院があれば、受診してみてください。
(ただし、3歳までに多数のむし歯が出来てしまった場合は、本人の自覚がないまま無理やり治療を強制してしまうと、大人になっても苦手で放置してしまう事が多々あります。まずは、主治医のアドバイスを聴き 現状の治療より予防に努め、これ以上むし歯にならない環境にしてあげる事が、生涯にわたって重要だと考えています。)
良いアドバイスが聴ける経験豊かな一般医でも良いと思います。

※ 見識は 経験に基づく私見ですので悪しからず

 

・診療時間
月火木金 AM9:00~PM6:30
水 土  AM9:00~PM1:00
休診日 日祝日

メールでのお問い合わせ/ご予約
・作間歯科医院 へ予約はこちら 093-561-3909
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歯科医院の選び方9

歯医者の選び方

 

貴方が歯科医院を選ぶ時、何を基準に選びますか?
お口の状態から推定して貴方の選ぶ歯科医院をアドバイスしています。
歯列矯正 correction01
例12. 上の八重歯が1本だけ気になるので、手早く引っ込めるプチ歯列矯正を一般歯科でしたい。

回答・・・いま、歯列矯正のトラブルが多発しているとNHK総合「あさイチ」番組の特集がありました。

まず、歯列矯正は矯正歯科専門医院で行う事をお薦めします。現在、歯科医師であれば、歯科矯正、小児歯科、口腔外科、一般歯科のどんな科も標榜することが可能です。 その中で、医師は単数なのに複数科目を標榜しているところが結構あります。

少し考えてみれば 専門を習得した矯正歯科は あえて単科のみで開業しているのに、医師単数で複数の診療科を標榜し その医院の専門科目とするには少々無理があると思いませんか。
そんな中で、短期間で簡単にできるとクイック矯正を勧める医師もいます。

患者さんにとっては、一医院で歯に関する全ての治療が受けられ、なおかつ治療費が安く済ませられるから大きなメリットと思いがちですが、ここに大きな落とし穴があります。

矯正専門医のこう云う意見があります。
患者さんは、1番目立つところしか歯並びの問題を認識していないけど、1本だけが悪いなんてありません。隣りもまた隣りの歯もおかしいし、噛み合わせの反対側の顎の歯もおかしいのが普通です。
だから全体の矯正になるのです。

矯正歯科単独で標榜している専門医を受診し、頭部規格写真撮影等で正しい診査診断を受け、長期間の治療計画を立案、納得して治療を委ねる事が安全で安心だと考えます。

※ 次回も、当院選びの基準の続きを お話しします。