歯科医院の選び方
前回、多くの診療科目を掲示するのは、如何なものかとお話ししました。
たとえば、医科は、内科、外科、産婦人科、皮膚泌尿器科、耳鼻咽喉科、より分科し整形外科と数え上げたらキリがありません。その理由に専門性の多様化、必要性、そして治療器械器具の違い等があります。
歯科も近年、歯科一般、口腔外科、小児歯科、矯正歯科と分類されたのは、上記の理由からだと考えます。それなのに、1医院で多数掲示の例の多い事!
少し掘り下げてインプラントを専門とする医師が、入れ歯治療の専科も担う事は難しいとの理由も
例えば、歯を抜くか保存かの基準について、インプラントを専門と唱っている医師は、満足に噛めない状況だと、やはり抜歯して インプラントを選択し勧めてあげたいと思います。
反対にインプラントをやらない医師は、抜歯すると あとがないので かなり歯が動揺していても最後まで残してあげたいと思います。
歯は、グラグラな状態でも痛みがなく炎症も軽度だと、数カ月から数年と結構な期間 歯を抜かずに維持していく事が可能だからです。誤解してはいけないのは、どちらも間違った診断ではありません。この診断の差が天然の歯の寿命に、その後の治療に大きく関わってくるのです。
異論を唱える方もおられると思いますが、歯科は多数の医師を抱えた総合医院でない限り、もう少し棲み分け(分科)し標記した方が良いのではないかと思います。
その方が、患者さんが必要としている歯科医院を選びやすいといえます。
しっかり噛めない歯は、抜いてインプラントにしたいのか?
動揺のある歯でも自分の歯はできるだけ最後まで残したいのか?
これは、貴方の歯にとってたいへん大事なことなのです。
次回は、もっと判りやすい表示で歯科医院を選ぶについて説明します