カテゴリー別アーカイブ: 削らない虫歯治療

必見!! 銀歯の詰め物の落とし穴! 

歯科治療 

貴方が歯科医院を検索するとき、どんな基準で選びますか?

お口の症状や、治療経験を通して貴方の求める歯医者さんのポイントをアドバイスしています。
今回は、治療の状況から


 例1. 奥歯が冷たい水を含んだ時に沁みたけど、むし歯でしょうか?銀歯が詰めてあります。

回答・・・驚くなかれ、銀歯の中身!!


上の図は、ちゃんと詰めてあると思われた銀歯の中、2本ありますが、とくに左の歯はセメントが溶けてむし歯が再発していました。 隣りの歯も一部虫歯になりかけています。
たとえ症状がなくても推定5年以上経過した詰め物、一度検査しておく必要があります。
自然と外れてからでは、さらにむし歯は進行しています。


上の図がむし歯の治療を終えきれいに修復した白い歯です。
でも、むし歯が消えてなくなったわけではありません。

必要最小限の治療で、安全に充填した白い詰め物
です。
もうセメントが溶けて外れることはありませんが、一生ものではありません。
定期的ケアが大切です。

むし歯が大きくなる程、奥歯になればなる程、きちんと充填する技術はより高度になります。
上記を見て不安を感じたら、むし歯 歯周病予防に特化した当院に是非ご相談ください。

※ 見識は 経験に基づく私見ですので悪しからず

 

驚き!どこ、治療跡がわからない?美しい!

歯科治療 

貴方が歯科医院を検索するとき、どんな基準で選びますか?

お口の症状や、治療経験を通して貴方の求める歯医者さんのポイントをアドバイスしています。
今回は、治療の状況から

例18.治療跡が目立たない歯の治療とは、従来との違いを具体的に教えてください。

回答・・・では当院の実施している治療と従来の治療の違いについてお話しします。

歯と歯の間のむし歯や大きくなったむし歯は、強度と再発を防ぐという目的でむし歯の部分だけでなく将来むし歯になりやすい部分(予防拡大)も削除し、型を取って金属を埋め込みます。
また神経に近いところまで進み強いしみや軽度の痛みがあるむし歯は神経を取る可能性が増えてしまいます。 その結果、治療が広範囲に及ぶことが多く奥歯では金属を埋め込む目立つ治療になってしまいます。

その上で質問の治療跡が目立たない歯を再現するのは、本来 技工士がお口の外で行う作業を歯科医師がお口の狭い空間で行うため、医師の技量の差が予後を左右する事になります
特に、大臼歯(奥歯)の治療は、狭く暗い視野のため困難を極め、不充分な治療をしてしまうと見えにくい場所だけに不具合を生じやすく、のちに再発を誘発してしまいます。

前歯や小臼歯、小さなむし歯の充填治療は、現在も多くの医院で行われています。しかし、奥歯の広範囲の治療はかなりの経験とテクニックを必要とします。
この治療をクリア出来る技術を持つ歯科医は 決して多くはない事を申し添えておきます。

まず、むし歯を放置せず出来るだけ小さいうちに治療を終えておく事が何より大切です。

以上の見識は あくまで経験に基づく私見ですので悪しからず

できるだけ削らない歯の治療の落とし穴

歯科治療 

貴方が歯科医院を検索するとき、どんな基準で選びますか?

お口の症状や、治療経験を通して貴方の求める歯医者さんのポイントをアドバイスしています。
今回は、治療の状況から

初期むし歯 術前矢印 819-70初期むし歯正体

例16. 最近、「痛くしない。できるだけ削らない。」事を提唱する歯科医院をよく目にします。


回答・・・その患者さんも、あまり削らないというふれ込みの当院のHPを見て来られました。

さっそくお話を伺ってみると以前にお世話になった先生が初期のむし歯はきちんとケアすれば進行しないと云われたので、しばらく経過観察?放置?していたようです。
でも当のご本人はちょっぴり不安げな様子だったのを私は見逃しませんでした。

さっそくお口を拝見してみると、一見むし歯の穴などは見当たらないし、さほど痛みもない。 よくよく精査してみると・・・・・? わずかですが、冷水痛と打診痛が確認されました。
そこでレントゲン撮影してみることにしました。

何とそれは初期のむし歯ではなく、すでに進行したむし歯になり他にも複数がむし歯になっていました。
上の写真が、その時の画像です
その後、目立たないようにむし歯の部分のみ除去し その歯は神経を保存し1回の治療で完了しました。
ほんとうに良かったですね。

前医のおっしゃる通り、「初期のむし歯は、きちんとした予防ケアにより歯の再石灰化を期待できるので安易に削って詰めたりしない。」これは、正しい見解だと思います。 ただし、あくまで初期のむし歯に限ってで進行を始めたむし歯は速やかに治療の必要があります。

初期のむし歯であるのか、治療の必要なむし歯であるのかの境界を判断するのが即座には難しく、初期のむし歯と診断した場合、定期健診を怠らないことが重要なポイントです。

治療の見識は あくまで経験に基づく私見ですので悪しからず

・診療時間
月火木金 AM9:00~PM6:30
水 土  AM9:00~PM1:00
休診日 日祝日

メールでのお問い合わせ/ご予約
・作間歯科医院 へ予約はこちら 093-561-3909
公式サイトはこちら
専門サイトへはこちら

治療後、歯が滲みる事があるのは、どうして?

歯科治療 

貴方が歯科医院を検索するとき、どんな基準で選びますか?

お口の症状や、治療経験を通して貴方の求める歯医者さんのポイントをアドバイスしています。
今回は、治療の状況から


歯の痛み kenkou-13-4

例15. むし歯の治療をしたあと、歯が滲みて痛く感じるが大丈夫なのか。

回答・・・今回は、歯が滲みる症状についてお答えします。

銀歯を詰めたあと、歯が冷たい水などに強く滲みたりした経験がありませんか。
これは金属が温度を伝えやすいのと虫歯を削る刺激も加わるためで、通常は1,2週間程度で徐々に落ち着いてくる事が多いようです。

銀歯を入れた後の歯の滲みは神経が正常に生きている証(あかし)です。

強い痛みでなければ出来るだけ神経を残した治療を行うべきです。
日常、冷たい飲み物、氷などで歯が一時的に滲みる事をすべて異常な悪い症状と考えないでください。

しみる原因は、表面のひび、歯ぎしり、知覚過敏などもあり一概に金属や虫歯の大きさだけでは診断できない場合もあります。
冷水に滲みるだけでなく熱いものも滲みたり、痛くて噛めない状態が続いている場合は、神経を抜かないといけないかもしれません。

私は、長い診療経験の中から必要な治療の関与を最小限に努める事が、痛くない削らない良質な治療と考えています。
現在、当院は神経の生きている歯に銀歯を詰める治療はできる限り控え、治療予後の非常に優れた接着充填技術をより進化させながら実践しています。
いずれも、症状があったら躊躇せず、早めに歯科医院に受診いただくことをお勧めします。

治療の見識は あくまで経験に基づく私見ですので悪しからず

 

歯科医院の選び方7

歯医者の選び方 ブログ イメージ画像 info

貴方が歯科医院を選ぶ時、何を基準に選びますか?
お口の状態から推定して貴方の選ぶ歯科医院をアドバイスしています。
ここからは、当院選びの基準をご紹介します。

例10. 他院で治療後、被せた冠の調子が悪い。

回答・・・当院では出来るだけ、歯を削らず虫歯の部分のみ修復する事を推奨していますが、それは何より 噛み合わせの変化が少なくて済むからなのです。
むし歯が進行し、神経を抜き 歯の大部分を失ってしまうと、歯を補強するために、被せ物をする必要が出てきます。
じつは、被せ物の厚みを確保するために、一旦 相手の歯と全く当たらない空隙を作らないといけません。 そして出来上がった冠を装着して、元のようにかみ合わせを調整する治療が意外と繊細で難しいのです。
これは、数ミクロンから数十ミクロンの世界なのです。

歯の痛み kenkou-13-4

この他にも、いろいろな要因も含まれてきますので 調子が悪い状態が続いていたら ご相談ください。

※ 次回も、当院選びの基準の続きを お話しします。

歯科医院の選び方3

歯医者の選び方

歯医者の看板 haisha
貴方が歯科医院を選ぶ時、何を基準に選びますか?
お口の状態から推定して貴方の選ぶ歯科医院をアドバイスしています。
前回からの続きです

例4. 他院にて治療中。同じ歯の根の治療を数か月しているが痛みが取れず抜歯を示唆されている。

回答・・・セカンドオピニオンとして同医師に歯内療法の専門医を紹介してもらうか、コミュニケーションがうまくとれてなければ当院にご相談ください。
(抜歯を望まないのであれば、口腔外科やインプラント科などの表記のない歯科を選択してください)

例5. 何度も治療を中断してしまい、たくさんの虫歯を放置している。 短期間で治したいが。

回答・・・まず、仕事などを理由に自分の意思で治療を中断した事を改めなければいけません。
その上で選ぶ医院ですが、短期間で効率良く治すために、アポイントが週に2回程度以上可能な医院を選んでください。
( 毎回のアポイントがいつも詰まっているといわれ自分のライフワークと合わない医院は、選択外です)

例6. 歯の着色が気になるだけなので、1,2回で歯のクリーニングと歯を白くしたい。

回答・・・仕事などの関係で何度も通いたくない。 と、いうのが本音でしょう。
お口の健康状態を診て、虫歯、歯周病などの病気がなければ、当院では可能です。

次回も、他の例について どんどん回答していきます。
ただし、選び方は 私の経験に基づく私見ですので悪しからず

歯科医院の選び方2

歯医者の選び方

歯医者の看板 haisha
貴方が歯科医院を選ぶ時、何を基準に選びますか?
今回は、お口の状態から推定して貴方の選ぶ歯科医院をアドバイスしています。
まず、口腔外科・矯正歯科・小児歯科・一般歯科・インプラント科の全てを掲示する歯科は外します。大学病院など複数の歯科医師の常駐する医院以外は、専科として疑問があり選択基準に含めません。

例1. 虫歯が出来たようだけど、以前に治療した医院は 怖くて行きたくない。

回答・・・しばらく受診してなかったら、まず 予防歯科・一般歯科をお薦めします。
このような方は、意外と多いのでは?
(手術は不要と思われるので、口腔外科やインプラント科などの表記のない歯科が第一選択です)

例2. 転んで前歯を1,2本失った。他の歯は、しっかりしているようだ。

回答・・・インプラントを表記した歯科をお薦めします。
(失った歯の両横の歯を削らずに済む可能性が高い。歯周病にも罹患してないので。)

例3. 以前から、歯周病(歯槽膿漏)がひどく奥歯など何本か歯のない部分が多く食事が満足に摂れない。

回答・・・口腔外科、インプラントを表記してない一般歯科で かつ義歯(入れ歯)の評価の高い歯科を選択。
(進行した歯周病で歯を失った方は、将来に渡り歯を失う確率が高いので、早いうちに入れ歯に使い慣れておく事が、安心安全で最適な選択です。)

さて、貴方に最適な医院は、ありましたか?
次回は、他の例についてもどんどん回答していきます。
ただし、選び方は 私の経験に基づく私見ですので悪しからず

・診療時間
月火木金 AM9:00~PM6:30
水 土  AM9:00~PM1:00
休診日 日祝日

メールでのお問い合わせ/ご予約
・作間歯科医院 へ予約はこちら 093-561-3909
公式サイトはこちら
専門サイトへはこちら
 

 

歯医者の選び方1

上手な歯医者とは
歯医者の看板 haisha
貴方が歯科医院を選ぶ時、何を基準に選びますか?

① よく広告を目にする歯科医院
② 新しく開業した おしゃれなたたずまいの医院やたくさんの種類の器械器具を備えた医院

やはり、綺麗な医院で、感染予防など衛生設備も整った診療室で気持ち良く治療を受けたいですよね。
ここまでは、同感です!
患者さんが支払う治療費は、保険診療である限り どの病院も同じです。
「 同じ治療費なら、上記のような医院で治療を受けたい。」と思いますよね。
この気持ちもわからないではありません。

しかし、ちょっと 視点を変えてみてください。
歯科医院の開業は、経験年数、実績が少なくても、資金さえあれば出来るのです。
肝心な受ける治療内容は、最新設備、派手な広告の症例実績などに目がいき、歯科医師の臨床年数、
体験歴など、大事な情報が
隠れています
① 同じ歯の治療が、なかなか終わらない。
② 医師と上手くコミュニケーションが、とれない。
③ 詰めものが何度も取れてくる。
④ 痛みが、いつまでも続いてとれない。

上のような経験があれば、迷わず経験の豊富な医師にお尋ねください。
当院では、きっと貴方に的確なアドバイスと安心感を与えてあげる事ができると思います。

 

 

歯科医院の選び方

こんな患者さんに来てほしい

マスクの歯医者 男20130508123054

 今回は、見方を180度変えて、ズバリ!! 当院がお勧めの患者さんはどんな方か。

① 虫歯に気づいたけど、大きく削られないか心配。
多少、治療費がかかっても、できるだけ削らずに治療の跡が目立たないようにできないかと考えている方

② 長い間、虫歯を放置したため、いくつも増えてしまい、歯を抜かずにちゃんと治せるか心配だ。
前もって約束が出来るので、短期間で治したい方

③ 他院で治療したけど、被せた冠など あまり調子が良くないと思われている方。

④ いま使っている入れ歯が合わず食事が満足に摂れない。
違和感の少ないよく噛める入れ歯を作りたい。  説明を受けた上で、自費で審美義歯を作っても良い。

⑤ インプラントを勧められたが、手術を受けるのを躊躇している。他に安全な解決法はないものか

※ 上記のような悩みをかかえた方を、きちんと治してあげたいと考えています。
長い経験と実績がきっと貴方のお役に立てると思います。

歯科医院の選び方

前回からのつづき

2.最小限で最大の効果の治療
不定愁訴 イラスト IMG_1486
私は、ずっと以前より、お口の環境が大きく変化する治療は、出来るだけ避けるように、最小限の治療で最大の効果を上げる事を推奨してきました。
実際は、止むを得ず大きな変化を伴う症例もありますが、臨床上、問題になる事は殆どありません。

患者さんの場合、噛み合わせる上下の高さも自分の歯同士で確保されており問題はありませんでした
ところが主訴の中身は、あきらかに的を得ていない不定愁訴となっていました。

患者さん自身が、お口の中の大きな変化について行けず、自分を見失っていました。
以前からの心の病と重なり、安心して治療を委ねる事が困難になっていました。

このまま、患者さんの希望を叶えてあげようと誠意をもって接してあげても満足する結果は得られないと判断しました。 私は歯の治療は一旦中止し、精神的に安定し心のコントロールが少し出来るようになってから、治療再開する事を勧告しました。

これが、最小限の治療で最大の効果を上げる事の真相なのです