#痛くない歯の治療 その2「上の歯の痛みと思ったら、下の歯だった!!」

歯科治療

貴方が歯科医院を検索するとき、どんな基準で選びますか?

お口の症状や、治療経験を通して貴方の求める歯医者さんのポイントをアドバイスしています。

今回は、「#痛くない歯の治療 その2」について、ご説明します。

下の歯が痛いと思ったのに、なんと上の歯だったΣ(・□・;)⁇
そんな経験はありませんか?

実は人間の脳の感覚は勘違いを起こしやすいのです。
では、なぜそうした「勘違い」をしてしまうのでしょうか?

「歯の痛み」を脳に伝える役割は、顔の左右にある『三叉神経(さんさしんけい)』という「脳神経」が担っています。

脳から伸びた三叉神経は、3つの太い枝となり、額(おでこ)、頬(ほほ)、顎(あご)の方へと枝を広げていきます。
そして、それぞれの領域の感覚を脳に伝える働きをしています。

この三叉神経はお口の中にも繋がっているため、歯の痛みもこの神経を通じて脳に届きます。

ただし、この感覚の精度が問題で、ある実験において、歯に触れて「いま、どの歯に触れた?」という質問をしてみたところ、奥歯に近づくにつれて正解率が下がった、という結果があります。

お口などに繋がっている三叉神経が、脳に近づくにつれて一本の神経となります。
「痛み」をはじめ、「歯に生じた感覚」は信号となり、『脳に続く一本の太い幹』に繋がり到達した時には「お口の辺り」から来たのはわかるけど、細かい場所までは脳が覚えていない(曖昧な)状態になってしまうようです。

これが、『痛みの勘違いの理由』です。

「歯の痛みの勘違い」で特に多いのが、「痛いと思っていた隣の歯が原因だった」というケースです。
また、隣り合った歯だけではなく、「上の歯が痛いと思ったら下の歯が原因だった」という場合や、さらには「歯だと思ったら、鼻の炎症が原因だった」「目の周りの神経が原因だった」など、一見するとお口から遠い場所でも痛みの勘違いが発生することもあるのです。

このように「痛みの原因の特定」は皆さんご自身では非常に困難なこともあります。
痛みの勘違いにより「痛くないところを削られた!」と思い込んでしまう方がまれにいらっしゃるとお聞きします。
三叉神経の感覚には、誤差が生じるという事もあるとご理解いただけたら幸いです。

※ 見識は 経験に基づく私見ですので悪しからず 

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