必見!!歯を削らない治療とは?

歯科治療

貴方が歯科医院を検索するとき、どんな基準で選びますか?

お口の症状や、治療経験を通して貴方の求める歯医者さんのポイントをアドバイスしています。

今回は、歯を削らないと謳う歯科医院がHPで拝見されますが、貴方はほんとうに歯を削らずに治療が完了すると理解して良いのでしょうか?

むし歯を全く削る事なしに治療が可能なのは、初期のむし歯と考えられた方が良いと思います。

メディアの医療情報、米国〇〇大学研究機関の肩書など、むし歯を削り取らずに薬品のみで治す治療法が開発され 薬事法等 国内では未承認のため治療は自由診療。
このような情報や医療機関のHPなどから情報を得たとします。

むし歯が大きくなって、もう元には戻らないと諦めていた方が その情報を早とちりして大きな期待感を抱いてしまうと大変です。
私も、関心がある情報なので常に耳を傾けるようにしています。

最大のメリットは、感染したむし歯の一部を残しても、特殊なセメントの効果で歯質と神経(歯髄)を取らずに済む。決して偽りではなくそれなりの効果があると考えています。
他に、
ほんの初期のむし歯なら歯磨き粉のペーストやガムなどで修復する簡単な方法でも効果を期待できます。
それは脱灰した表面をCPP-ACPなどの成分の配合により歯の再石灰化を促すと考えられています。

デメリットもあります。
特殊なセメント、歯磨きペーストやガム、共通していえる事は、その効果が現れるのは、数か月から数年。
つまり想像以上に長期間の月日がかかるのです。

注意点は、薬品の効果を確認するため専門家の定期的な観察が必要になります。
それを怠り放置した結果、むし歯が進行し 痛みが強く出て神経も取らなければならなくなったという笑えないケースも出ています。

誤解を恐れずに云わせていただくと、歯を削られることが良くないと思わないでください。
やはり感染したむし歯は早めに除去し神経を温存する事が必要だと私は考えています。
その場合、健康な歯の部分は出来る限り削らないことを、提唱しているのです。

※ 見識は 経験に基づく私見ですので悪しからず

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